危険を察知して自動でブレーキがかかる!?車の衝突防止システムとは

危険を察知して自動でブレーキがかかる!?車の衝突防止システムとは

車の前方に障害物などを察知すると自動的にブレーキをかけ、衝突を回避する「衝突防止システム」。最近ではエアバックやABS(アンチロック・ブレーキ・システム)に続く車の安全装置として、採用車種も増えています。

今回は、危険を察知して自動でブレーキがかかる、車の衝突防止システムについてご紹介します。


「衝突防止システム」ブレイクのきっかけ

車の衝突防止システムが日本で広まった最初のきっかけは、「シティセーフティ」を搭載したボルボ・XC60が国内で発売されたことです。シティセーフティは、時速15キロメートル以下での低速走行時に障害物を察知してブレーキをかけることが可能でした。その後2010年には、時速30キロメートルでの走行中も障害物を察知することができる「スバル・アイサイト(ver2)」が富士重工業によって開発されています。スバル・アイサイトの便利さや目新しさ、リーズナブルな価格設定は多くの車愛好家の心を捉え、大ヒットしました。

大ヒットを見るや、他のメーカーも続々と衝突防止システムの開発に参入し、技術を向上させました。対応可能な走行速度域も広がっています。衝突防止システムは今や小型車や軽自動車においても標準的な装備になりつつあり、日進月歩の進化を遂げています。


各社で異なる「衝突防止システム」の機能

衝突防止システムは、制作するメーカーによって機能に違いがあります。違いが生まれる大きな要因は、障害物を察知するセンサーがメーカーごとに異なることです。センサーは大きく分けると、「ミリ波レーダー」、「ステレオカメラ」、「赤外線レーザー」の3種類で、それぞれ固有の特徴を持ちます。

1.ミリ波レーダー

比較的高価格ですが、悪天候に強く、夜間の利用や遠距離(100メートル以上)の障害物にも対応可能です。なお、ミリ波レーダーだけでは人間を障害物として見分けることは難しいですが、カメラと併用することで人間にも対応可能です。

2.ステレオカメラ

形状を認識できるため、人間や車を障害物と見分けて停止できます。悪天候に弱く逆光も不得意ですが、価格はリーズナブルです。  

3.赤外線レーザー

低価格で夜間も対応可能ですが、悪天候に弱い特徴があります。30メートル先くらい先までの障害物しか対応できないため、時速30キロメートル程度以下で走行している場合以外は自動ブレーキシステムを作動させることができません。


「衝突防止システム」進化のカギ

今後さらに衝突防止システムが進化するためのカギは、「規制の緩和」「センサーやESC(横滑り防止装置)の性能向上」「システムの低コスト化」です。

性能の向上や低コスト化はどのような製品においても重要なポイントですが、規制に関する問題は車ならではだと言えるでしょう。実際、日本では衝突防止システムを実現する技術があるにも関わらず、規制により実用化できない時期がありました。規制が緩和されたことより、衝突防止システムは広く普及したのです。

大型トラックや大型バスにおいては2014年11月より自動ブレーキシステムの装備が義務化されています。今後さらに規制が緩和されることにより、衝突防止システムの応用の幅は広がるでしょう。


おわりに

自動ブレーキ技術の目ざましい向上により、車の安全性能は大きく前進しました。しかし衝突防止システムを備えた車であったとしても、天候や道路状況によっては100%停止できるわけではありません。そして、緊急時に自動ブレーキシステムが機能しなかったとしても、現状では事故の責任はドライバーに問われます。今後さらに機能が進化した場合も、安全運転の責任者はあくまでもドライバー自身であることをしっかりと認識することが必要でしょう。


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